brickpino/figpino製作日誌 その2
今回は
ピン配置特別記念、初の合併号です。
とにかく、要件を満たすピン配置を実現することをテーマにお送りします。
明らかにfigpino×MESH GPIO tagの組合せが一番厳しそうなので、まずはここから着手してみます。
MESH GPIO tagのピン配置
MESH GPIO FAQに詳細が書いてあります。
下記の通りにMESH側のピンアサインを重畳させてみました。
figpinoの足裏のピンは、下記の画像の青枠部にはまることになります。
つまり、×を書いた3, 8番ピンはfigpinoでは使えません。
ここで偶然助かったのは、VとGNDがちゃんと青枠内に収まっていることです。この偶然がなければ、figpinoは存在しなかった事でしょう。
どの8pinoピンに繋ぐか
VとGNDは良いとして、他の6ピンの扱いを考えます。
以下が考慮すべき項目
双方のOUT同士は結線すべきでない。
MESHから指示・トリガを受け取った8pino側で何らかの機能を実現するには、8pinoのピンに他の部品を繋ぎ、制御しなければなりません。
MESH GPIO tagに繋ぐのとはまた別のピンが必要になりますが、それは別の会で後述します。
その際、Out pin同士がぶつかってはいけない気がするので、8pinoでOut pinとして使いたい場合は、MESHのIN pinに繋ぐ必要があります。
よく使う8pino Out Pinを順に並べると、
8pino OUT出来るピン | 使用頻度 |
---|---|
PB0 | よく使う |
PB1 | よく使う |
PB2 | まれに使う |
PB3 | ほとんどの使わない |
PB4 | よく使う |
ただ、PB2はI2Cで使うため、無視は出来ません。MESHからはI2C制御出来ないと思うので、このピンもOutに出来ることが、brickpino/figpinoの魅力となります。
USB D+/D-
何て事はないですが、ブレッドボードに挿したとき、firmupしやすい様に、PB3, 4は同じ列にあって欲しい。
USB VBus
brickpino限定の話ですが、ちょうどDinピンが一個余ってるので、Vbusはこちらに結線します。
PWMの扱い
これを直接8pinoに繋いでworkする保証がないので、無難にResetをアサインします。
AnalogRead()で値取れたりするのでしょうか?
結果、こう接続します
MESH GPIO Tag Pin | 8pino Pin |
---|---|
Pin 1 : Vout | Vcc |
Pin 2 : Din | PB0 |
Pin 3 : Din | Vusb(brickpinoのみ) |
Pin 4 : Din | PB1 |
Pin 5 : GND | GND |
Pin 6 : Dout | PB3 |
Pin 7 : Dout | PB2 |
Pin 8 : Dout | - |
Pin 9 : Ain | PB4 |
Pin10 : PWMout | Reset |
図にすると、こう。
PB2に関しては、やむなくって感じです。PB2をOut Pinとして使う際は、ジグなどを挟むことにしました。
これで
brickpino/figpinoに共通した、MESH GPIO Tagとの接続部は確定しました。
さらに詳細な結線仕様については、個々の製作日誌で記載します。